2015年頃だったと記憶している。当時の職場は新宿三丁目にあった。休憩時間 (昼休み) が 1時間あったが、何時から休憩するかは基本的に自由だった。
当時、休憩時間に行き当たりばったりで職場の近辺を探索するするのが好きで、その日は午後 2時頃、都道 302号線 (新宿両国線) を跨いで新宿五丁目側に渡った。適当な道に入ってどんどん歩いて、職場のあるビルからはだいぶ離れてしまっていた。
そろそろ職場に戻る時間だ。とはいえ、都道 302号線方面に戻るだけだ。進む方向を変えて、また適当な道を新宿三丁目方面に歩いた。
すると、予想だにしない一角に出た。舗装された S字の道路があり、その両側に近代的な家が並んでいる。家はどれも 1階建てで敷地を広く取ってあり、外国の家のような前庭があった。
道路も家も新しく、陽の光を眩しく反射していた。その一角はとても静かだった。ここはどういう場所なのだろうと思い辺りを見回したが、その道にも、家々の前にも他に誰もいなかった。携帯電話を持っていたが (当時スマートフォンはまだ使っていなかった)、その光景があまりにも美しく見とれていて、その一角を写真に収める事は頭に浮かばなかった。
そのままその一角を抜けて職場に戻った。そのうちまたあの場所に行ってみたいと思ったが、それは実現しないまま職場が変わり、新宿三丁目とはそのまま縁が切れてしまった。
あの場所が新宿五丁目だったのか、六丁目だったのか、はたまた7丁目だったのか。適当な道をかなり歩いた事もあってそもそも曖昧だが、富久町や若松町には入っていなかったように思う。場所が分かれば、また足を運んでみたい。