→ 今し方、後ろから追い抜きざまに障害者を揶揄する...
その男が去った後も、暫く交番で過ごしてからの帰宅を提案された。地元での出来事ということもあり、再び顔を合わせてトラブルになるようなことを避けるためだ (或いは、交番から離れた場所でその男が待ち伏せしていることも想定していたのかも知れない)。留まることなく一旦自宅に戻り、2時間半ほど経ったが、念のため当の交番を訪ねて幾つかアドバイスを求めた。そこで、警官というのは実に詳細に事の一部始終を見ているということが分かって大変驚いた。道端で言い争いになってしまったのは残念だが、大変貴重な経験だった。
その男と僕は引き離されて、男の方はすぐに開放された。警官が来てから、男の声はより大きくなった。その場を離れながら時々怒鳴り、角を曲って姿が見えなくなった後も怒鳴り声が聞こえていた。何とはなく、目の前に交番があるからあの男は絡んできたような気がする、と言うと、警官は「そうだ」という。警官の方をチラチラ見ながら「お巡りさん早く来てよ」と視線で訴えていたのだそうだ。加えて、言い争いになる前からその男は挙動がおかしかったのだという。これには本当に驚いた。警官というのは、やはり交番の前でただ立っているわけではないのだ。ちゃんと周囲の状況に目を配っているのだと知った。そういえば、それでは警察に行きましょうかと交番の方に振り返った時、3人の警官は既にこちらに向かって歩き出していた。他にもその時の様子をあれこれと思い出して感服した次第だ。